憧れの職業を追え! 法曹界 検事編
(2026.02.09)
被害者に寄り添い 少しでも不安や 悲しみを和らげ
被疑者と真摯に向き合い 心を開かせる
日本の検察機構の最上位機関である最高検察庁。
そこで検事を務める佐久間佳枝さんは、自らの法曹としての軸を「正しくない強者に立ち向かい、正しい弱者を助けること」だと語る
つまり、刑事事件の真相を明らかにし、罪を犯した者に対して刑罰を適用して社会秩序を守る、これが検察の役割だ。具体的な業務内容は、事件を捜査し、起訴するかどうかを決め、法廷に立って裁判を遂行すること。この仕事に取り組む佐久間佳枝さんは「単純な表現で言えば、『やられた側に立つ』視点を持つことをモットーにしています」と語る。
被害を受けた人の心に刻まれた傷は、簡単に癒やされたりはしない。だからこそ、捜査を尽くすことで、せめて、被害者の不安や悲しみを少しでも和らげたい。被疑者に対しては、犯した罪に見合い、かつ、社会が納得する刑罰を受けさせる。
「もちろんできることには限界があり、自分を万能だなどとは思ってはいません。そのうえで捜査を進めるときには、被疑者との関係性も大切にしています。何よりまず真相を話してもらわなければなりません。そのために心がけているのが、相手と真摯に向き合って話を聞く姿勢です。本当のことを聞きたいという熱意と誠意が伝わると、相手が心を開いてくれる場合もあります」
気持ちの通じた被疑者からは後に「お世話になりました」「人生を真面目にやり直します」とメッセージの添えられたお礼状が届くこともあるという。













