憧れの職業を追え! 法曹界 検事編

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被害者に寄り添い 少しでも不安や 悲しみを和らげ 

被疑者と真摯に向き合い 心を開かせる


日本の検察機構の最上位機関である最高検察庁。

そこで検事を務める佐久間佳枝さんは、自らの法曹としての軸を「正しくない強者に立ち向かい、正しい弱者を助けること」だと語る


 検事が主人公のテレビドラマ『HERO』で注目を集めたこともあるとはいえ、検察庁の仕事内容は一般にはあまり知られていない。同庁のパンフレットには「検察の役割は、適正な捜査手続を通じて、刑事事件の事案の真相を解明し、真に罰すべきものがあれば、これを起訴し、その者の犯した罪に見合った刑罰が科されるように公判活動(裁判)を進めていくことにあります」と記されている。


 つまり、刑事事件の真相を明らかにし、罪を犯した者に対して刑罰を適用して社会秩序を守る、これが検察の役割だ。具体的な業務内容は、事件を捜査し、起訴するかどうかを決め、法廷に立って裁判を遂行すること。この仕事に取り組む佐久間佳枝さんは「単純な表現で言えば、『やられた側に立つ』視点を持つことをモットーにしています」と語る。


 被害を受けた人の心に刻まれた傷は、簡単に癒やされたりはしない。だからこそ、捜査を尽くすことで、せめて、被害者の不安や悲しみを少しでも和らげたい。被疑者に対しては、犯した罪に見合い、かつ、社会が納得する刑罰を受けさせる。


 「もちろんできることには限界があり、自分を万能だなどとは思ってはいません。そのうえで捜査を進めるときには、被疑者との関係性も大切にしています。何よりまず真相を話してもらわなければなりません。そのために心がけているのが、相手と真摯に向き合って話を聞く姿勢です。本当のことを聞きたいという熱意と誠意が伝わると、相手が心を開いてくれる場合もあります」


 気持ちの通じた被疑者からは後に「お世話になりました」「人生を真面目にやり直します」とメッセージの添えられたお礼状が届くこともあるという。


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