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現代文 武川晋也先生の学習アドバイス

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現代文

武川晋也先生

武川晋也先生

全国をまたにかける新進気鋭の現代文講師。ビジネスの最前線で培った社会経験に基づく豊かな知識と徹底した入試問題分析に裏打ちされた確かな読解法で、君の読解力を高次元へと引き上げる。授業を通して「得点力」のみならず、受験が終わった後にも真価を発揮する「思考力」を鍛える武川晋也の現代文の講座を通して、世界を変える人間になろう。

高3生 のキミへの学習アドバイス

継続することの尊さを学ぼう

 夏に向けて「勉強時間を段階的に増やすこと」を意識しましょう。現時点で勉強習慣がついている人も、部活で勉強時間が確保できていない人も同様です。

 受験勉強を開始した最初の時期の勉強量の増やし方は注意が必要です。いきなり10時間、12時間やろう!と意気込んで始めてみても、おそらく数週間で精神的、肉体的に疲弊してしまいますし、結果として継続的な勉強ができなくなってしまいます。それでは本末転倒です。そうではなく、週単位、月単位で少しずつ勉強時間を増やし、夏ごろにピークが来るようにすると良いでしょう。

 受験勉強は人生において「継続することの尊さ」を学ぶ機会のひとつと考えられます。徹夜で覚えた、一カ月で単語集をn周した……などの短期間勉強自慢は話のネタとしてはおもしろいですが、継続して何かに取り組むことには及びません。

 どうか計画的かつ継続的に勉強に取り組む習慣をこの時期に身につけてください。今後の人生にも活きていくスキルになりますから。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

 受験学年になる前に、「幅広い知識を身につける」こと。たとえば、現代文の文章で多くの受験生が苦手意識を持つものに「哲学」や「政治・経済」に関する内容があります。これらの内容はややとっつきにくいものではあるのですが、実は倫理や政治経済、公共の教科書の内容が分かっていれば十分に理解可能なものです。

 昨今の「コスパ」「タイパ」的な思考とは真逆を行きますが、それでも幅広く知識を身につけ、関心を広げることは受験勉強にとっても大事なのです。

高校生活を欲張りに過ごそう

 高校生活において「部活だけ」「勉強だけ」と自分の可能性を狭めるのではなく、「部活も勉強も学校生活も」と、ぜひとも欲張りに過ごしてください。そうして自分のキャパシティーを広げた状態で高3になり、受験勉強に注力すると、大きな成長が得られます。