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東進の実力講師 林修先生にインタビュー②大学入試におけるご父母の接し方 AI時代の受験勉強 ~親が子にできること〜

東進の実力講師 林修先生にインタビュー②大学入試におけるご父母の接し方 AI時代の受験勉強 ~親が子にできること〜
東進の実力講師 林修先生にインタビュー②大学入試におけるご父母の接し方 AI時代の受験勉強 ~親が子にできること〜

親世代の経験則が通用しない次代を生きる子どもたちへ

  過去40年、50年の日本の経験が通用しないのが、今の高校生が活躍する、これからの未来です。江戸時代のように変化の乏しい社会であれば、親をはじめとする先達の経験には大いなる意義がありました。しかし、これからはどうでしょうね。

 だからこそ親は、「自分はこうだったから、子どももこうすべきだ」ではなく、「自分はこうだったけど、子どもはどうだろう」、と考えてほしいのです。親が過干渉しないことで、子供が自分の頭で考え、判断し、行動できる人間になることにもつながるはずです。

 子供が考えているときは、アドバイスをせずにじっくりと待つ。どうしても「こちらの進路の方が就職に有利なんじゃないか」などと、子供が答えを出す前に口出しをしてしまいがちです。しかし、子供の考える機会を奪うことのないように、ぐっと堪えて待ってみる、この姿勢が大切です。現代は道筋がついていることのほとんどがAIで代行可能です。だから、AIにできないこと、自分の頭でじっくり考える習慣がより強く求められるのです。

  そして、子供が大学に入ると一気に視野が広がります。もし、新しい勉強や分野に挑戦したい、海外に行ってみたいという場合は、ぜひ親として協力してあげてください。特に海外留学は、グローバルな時代で生きるうえで貴重な経験です。ただし、英語を学びに行くのではなく、英語を使って考え、英語で勉強する経験を積まなければ意味がありません。英語で対等に渡り合うことで、世界中から集まってくる優秀な人たちと伍していけるだけの底力が身につくでしょう。

 これからの高校生が生きる時代は、国を問わず、「どこでもやっていける力」が必要だと思います。陣の底力を子どもが身に付けるために、適度な距離を保ちながら、見守ってほしいですね。そして、本当にSOSを発している時だけは、全力で援助してあげてください。

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