


東進OB・OGによる特別座談会「何が学力アップに効いた?伸びる受験勉強の進め方」③


2ヵ月に一度の模試は
マイルストーンとして活用
学力アップに効いたツールは?
石川 日本史選択の人は東進ブックスの『日本史B一問一答』!日本史受験の人は全員使ってたというくらいホントにオススメ!クラス中全員持ってる、みたいな。
田村 日本史は知らなくてもその本は有名でみんな知ってるよね。
石川 出題頻度別に☆マークが3段階で載ってて、☆3つは絶対に要暗記なんだけど、☆がついてない用語はマニアックだから、志望校によって覚えるべき単語がすぐにわかるの。私は☆2まではすべて覚えた。みんなもオススメの授業とかない?
中村 授業なら松田先生の「上位国公立対策数学」。横国とか千葉大、東京農工大レベルの過去問を扱ってくれて、解き方をわかりやすく示してくれるのと、その概念もちゃんと教えてくれてありがたかった。解き方だけ教えてもらっても、私の場合、「あれ結局どう解くんだっけ?」ってなっちゃうけど、概念が頭に入ってくるとおもしろくてやる気も出たな。
井上 文系だけど概念の大切さはわかるよ。僕は富井先生の『古典文法を初めから丁寧に』って参考書がイチオシ。この参考書は古文常識や概念が丸ごとわかるから、古文にまったく手をつけてない人から早慶志望の人まで使える。古文って高3の夏休み後からスタートする人が多いけど、やり方がわからなくて苦手になっていっちゃうでしょ。ぜひもっとこの参考書を使って古文を得意分野にしてほしい。
石川 それ現役のとき見たかった(笑)!
田村 講座なら「スタンダード物理」だな。学校の物理の授業ですら難しく感じて、何にもわかんなかったけど、この講座のおかげで自分が今までの何がわからなかったのかがわかったし、東工大の物理もこの講座のおかげで解けるようになった。物理が苦手な人でも絶対物理が得意になると思うから、この講座はぜひ受けてほしい。東進生でこの講座を受けないのはもったいない!
井上 あとは模試だね。東進では2ヵ月に一回「共通テスト本番レベル模試」があるけど、全部同じ目的で受けるんじゃなくて、例えば8月の模試で最高点を取ろうと思ったら、その前に受験する2、3個の模試は伸びしろを見つけるための模試と割り切ると、受験する意義がより増すんじゃないかなと思う。
中村 目標までの模試は途中で道を間違えてないかを確認するために受験するってことか。
井上 マイルストーンみたいな感じだね。
田村 東進模試は成績表返却がめっちゃ早いのも助かるよね。特に記述模試は自分の回答を細かく覚えてないから、ほかの予備校の模試のように2ヵ月後に返却されても何も覚えてなくて復習が非効率的になっちゃうけど、東進模試は1週間程度で返却されるから、効率的に復習できる。
石川 あとは「高速マスター基礎力養成講座」。東進に入ってこの講座でインプットを始めたんだけど、実ははじめはあまり熱心にやっていなくて、担任助手の先生と決めた完全習得の期限までに終わらなかったから「どこにも合格できないぞ!」と喝を入れてもらったことで火がついたの。でも、おかげで共通テストレベルから上級英単語、熟語など完全習得できたのはすごく大きかった!
井上 「高速マスター基礎力養成講座」は石川さんにとってでかかったね。
石川 もうマジででかかったです!この講座はやった方がいい!