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あこがれの職業を追え!① 株式会社伊藤園

あこがれの職業を追え!① 株式会社伊藤園
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学生時代に感じたお茶のポテンシャル。

ギネス記録を持つ伊藤園で気づいた課題。若者市場の開拓に挑む

 コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどでよく目にする「お~いお茶」。伊藤園が1989年に名称を変えて発売した同ブランド緑茶飲料製品は、2018年から4年連続で「最大のナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料(最新年間売り上げ)」販売実績世界一としてギネス世界記録TMに認定されており、累計販売本数は400億本を超える。(※RTDとは「READY TO DRINK」の略称で、ふたを開けてすぐに飲める飲料のこと)。緑茶飲料として世界一の売り上げを誇る「お~いお茶」シリーズの新製品開発やプロモーションなどを手掛けるのは、伊藤園のマーケティング本部の「緑茶ブランドグループ」だ。2016年に入社し、昨年からこの部署で若者に「お~いお茶」を手に取ってもらうための挑戦を始めた寺口寛司さんは、こう意気込む。

「お茶は若者離れが進んでいるんですよ。もっと若い世代に興味を持っていただけるような製品、仕掛けを作っていきたいですね」


苦手な数学の勉強に苦労しながらも、地道に弱点克服し、関西大学に合格

 寺口さんは1993年、兵庫県の加古川市で生まれた。父親は工場の機械を作る仕事、母親はピアノ講師をしていた。

 三歳から始めたピアノは、母親の職場でもある神戸の教室に通いながら、毎日90分練習した。しかし、小学校の高学年から始めた野球の方が楽しかったこともあり、ピアニストへの道は「考えていなかった」という。

 高校は、地元の加古川西高等学校に進学。野球を離れ、バドミントンに打ち込みながら、予備校にも通うようになった。部活と予備校、ピアノの両立が難しくなり、高校1年生の時にピアノをやめた。

 同学年のほぼ全員が進学する環境で、大学受験を意識したのは高校2年生の冬。好きな歴史を学びたいという希望と、「現時点の学力よりちょっと上を目指そう」との考えもあり、関西圏の難関私立、関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学を志望校に据えた。

 得意な文系科目に比べ、苦手な数学の勉強には苦労したと振り返る。「先生に言われて、まずは基本的な問題を100%できるようにするところからスタートしました。少しずつレベルを上げて、わからなかったら、すぐ質問することを繰り返しました。でも苦手だからやりたくないという気持ちが抜けなくて、伸び悩みましたね」 

 それでも「後にも先にもこれほど勉強したことはない」という努力が実り、2012年、関西大学文学部総合人文学科に合格した。


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