変わる学部 大学での学び
時代を反映した新設学部や文理融合学部、東進生たちはどのような思いでその学部を目指し、今どんな勉強をしているのでしょうか。
自然科学系( データサイエンス)
数理的思考力とデータ分析・活用能力を持つ人材を育し、社会に価値やサービスを生み出すことを目指すデータサイエンス。理系知識を土台に、専門性を有する多くの仲間と進める文理融合型の学びです。
↑一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部 長野 友彦くん (東京都 私立 桐朋高校卒)
一橋のソーシャル・データサイエンス学部はデータサイエンスだけではなく、金融、法学、社会学などさまざまな学問と関連づけながら学べるところが魅力です。おもしろい講義は「ソーシャル・データサイエンス入門」です。グループでフィールドワークを行い、自分たちで集めたデータを、データサイエンスを使って分析をします。
学際系
文理の枠を超えた幅広い知識と教養を身につけます。今までにない新たな価値観が生まれる現代。そこで生じる課題や問題を解決するために、文理融合で横断的な幅広い分野の学問を学びます。
↑慶應義塾大学総合政策学部 森 唯香さん (神奈川県 私立 桐光学園高校卒)
慶應の総合政策学部は必修の講義が少なく、自分の興味関心を第一に履修を組むことができます。文理の枠にとらわれることもありません。特に「組織戦略」という講義がおもしろかったです。組織が持続するために、さまざまな戦略を学びながら毎回のグループディスカッションで他人の考えも聞くことができました。
社会科学系( 情報)
ITの発達によって国境の垣根が低くなった現代社会。高度に情報化された国際社会でさまざまな問題を解決して、新しい社会を構築していくために、文理を横断して総合的に学んでいきます。
↑明治大学情報コミュニケーション学部 逸見 咲樹さん (東京都立 八王子東高校卒)
興味深かった講義は「組織論」や「コミュニティ論」といった集団に対する研究を行うものです。例えば、「小集団コミュニケーション」という集団内での対人関係を、実践を交えながら学びました。この講義を通して日常生活の中で自然と行っている行動にも理由があるのだと分かり、集団に対する研究に興味が湧きました。