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2024大学入学共通テスト最前線④ 数学Ⅱ・B

2024大学入学共通テスト最前線④ 数学Ⅱ・B
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未確定要素の多い 来年の新課程 共通テストの数学

 数学Ⅱ・Bの第1問では、等式・不等式の表すグラフや領域の概形を選択肢の中から選ぶ問題が出題されました。共通テストになってからこの形式の問題は毎年のように出題されていることから、解き慣れておく必要があります。難関大学の二次試験でも複雑な不等式の領域を表す問題は頻出ですので、しっかり対策しておきましょう。続いて第2問では、微分、積分に関する問題が出題されました。主に定積分で表された関数、面積を題材としています。小問(1)は微分、積分に関する理解が十分であれば問題なく解決できます。

 (2)以降は単純な計算に加えて、定積分の式の立式に関する設問が中心となっており、問題に慣れていない受験生にとっては難問となりました。グラフの概形がどれになるか選ぶ問題では、S1とS2の面積が等しくなるとき、三次関数のグラフの極小値が0になっていることに気づくかどうかが大切です。


  資料4



来年、数学Ⅱ・B・Cは試験時間10分増加

 2025年の共通テストは新課程になってから最初の試験となります。数学Ⅱ・B・Cは試験時間が60分から70分に増える予定となっていますが、出題される問題について不確定な要素も多いことから、不安になる人もいるでしょう。新課程で新たに導入された内容である。「仮説検定」や「期待値」に関する問題は、出題される可能性が高いと考えられますが、例えば仮説検定は数学Ⅰ・Aでも出題されるのか、数学Ⅱ・B・Cのみでの出題となるかは未知数です。どのような出題がされても対応できる数学力をつけておきましょう。


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