


部活生必見 難関大現役合格部活生 不合格者との学習時間差209時間!
(2024.05.08)


部活生の多くは、高3の春から夏にかけて引退時期を迎えるシーズンだ。なかには、夏以降まで部活を続ける高3生もいるだろう。最後まで悔いのないように取り組んでほしい。
事実、高3まで部活動を続けて志望校に現役合格する先輩は多くいる。受験でも部活で培った力が生きるはずだ。そこで今回は、部活動と大学受験の合否との関係に焦点を当てて分析を行った。
部活生でも高2のうちに受験を意識し勉強と両立
まずは資料1を見てほしい。これは、今年難関大に現役合格した部活生が、いつ受験勉強を始めたかを示すアンケート結果だ。現役合格者の72.0%が高1・高2のうちに受験勉強を始めていたことがわかった。また、難関大に現役合格した部活生と不合格だった部活生の学習時間の比較では(資料2)、合格した部活生のほうがトータルで209時間多く学習していた。このことから、部活生は高3で急追し、合格を掴んだと言える。
大学受験までの時間は平等だ。もしこれまでの学習が足りないと思うのであれば、スキマ時間を活用するなど、毎日の学習時間を増やしていこう。


76.8%が高3まで部活を続け難関大現役合格を掴んだ
次に、難関大現役合格者の部活引退時期を紹介しよう。難関大現役合格者の部活引退時期を調べると、「高3の1学期」が47.7%、「高3の夏以降」も含めると高3での引退は76.8%であった(資料3)。冒頭で紹介したとおり、多くの部活生が高3まで部活動を続け、難関大に現役合格している。
以上のアンケート結果から、「部活生だから」受験に不利になることはけっしてないと言える。むしろ、部活で培った精神力や集中力、体力などは、受験にも必ずプラスとなる力だ。部活も勉強も全力で取り組み、悔いのない高校生活を過ごしながら大学受験に向けて、今から学習をスタートさせよう。
