志望校合格まであと何時間?①
(2024.05.01)
飛躍の夏に向けて学習時間を確保しよう
新年度が始まって早1カ月。やるべきことはできているだろうか。高3生にとって「受験の天王山」と言われる夏を充実させるためには5・6月の過ごし方が鍵となる。本ページで残り時間をどう過ごしていくか考えるキッカケとしてほしい
まずは、一日あたりの学習時間を見ていこう(資料2)。難関大に現役合格した高3生の一日あたりの学習時間(学校の授業以外)は、平均6時間25分であった。
難関大現役受験者の第一志望合否別の学習時間の差は、一日あたりで見るとわずかである。学習時間の絶対量を確保するためには、「目標」と「計画」、そして「学習の習慣化」がポイントとなる。
では、高3生が受験勉強に使える時間はあとどのくらいあるのだろうか。
2025年の大学入学共通テスト(2025年1月18日が初日)まで、5月1日から数えて残りあと262日。この日数を、難関大第一志望現役合格者と同じように、毎日6時間25分勉強すれば、共通テストまで約1681時間勉強できる計算になる。さらに夏休みには一日あたりの学習時間は一日平均の倍近く確保できるはずだ。だからこそ、夏が「受験の天王山」と言われるのだ。