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あこがれの職業を追え!② 株式会社伊藤園

あこがれの職業を追え!② 株式会社伊藤園
あこがれの職業を追え!② 株式会社伊藤園

本記事は「あこがれの職業を追え!① 株式会社伊藤園」の続きの内容です。こちらも併せてご覧ください。


日本各地、世界を旅した学生時代・伊藤園に入社して営業に励んだ3年間


 大学では「気になったことはぜんぶやってみよう」という気持ちで、勉強も、アルバイトも、遊びも、いろいろなことを経験した。思い出深いのは、ドライブ旅行。大学1年生の時に車の免許を取ってから運転が好きになり、同じ学部の仲間を誘ってよく車で旅に出た。「日本の都道府県、ぜんぶ訪ねました。同じ学部には歴史が好きな仲間も多いので、ドライブしたり、おいしいものを食べながら、名所旧跡を見て周るのが楽しかったですね」

 大学のゼミで世界史を選択した寺口さんはイギリス、フランス、ドイツ、スペイン、エジプトなど海外も巡った。現地でお金をぼったくられたりしながらも、いくつもの世界遺産を間近に見て、その歴史の重みと迫力を肌で感じた。

 塾講師のアルバイトをして、貯めたお金で旅をしている間に大学3年生の夏が終わり、就職活動の時期に入った。寺口さんは「お客さんの顔が想像できるような仕事に就きたい」と、車や食品など日常的に人の目に触れるモノを作るメーカー志望。複数のメーカーの採用試験を受け、伊藤園に入社を決めた。

 その理由について、世界中で多様なお茶が飲まれていること、健康面でもポジティブなイメージがあることに加えて、面接時も好印象だったと語る。

「面接担当の方が、自分の良さを引き出そうとしてくれているように感じました。面接自体も前向きで明るい雰囲気だったので、安心感もありましたね」

 2016年、伊藤園に入社。最初の3年間は、中部地域営業本部の名古屋南支店で勤務した。取引先を定期的に訪問して既存製品の納品や新製品の商談を行うルートセールスを担当した。支店長や先輩に同行しながら、仕事のイロハを学んだ。顧客の新規開拓にも精を出したという。

 「町の酒屋さんは、意外とお茶や麦茶を置いていないんですよ。飛び込み営業したある酒屋さんは、僕にとって初めての新規のお客さんになりました。たくさん注文をいただいて、本当にお世話になりましたね」

 3年目、社内公募制度で「マーケティング本部」への異動を希望した。ルートセールスでお客様を訪問している時に、顧客から「伊藤園の製品っておもしろいよね」「ほかに売ってないものも多いよね」と褒められたことから、「製品がどう作られているのか」に興味を持ったのだ。

 同社では、社内公募制度の受講者に対して研修が行われる。寺口さんの場合、1年間に4回、マーケティング本部の上司や先輩から仕事内容について、休日に講習を受講。2019年5月、マーケティング本部のなかで、「健康ミネラルむぎ茶」を看板製品として扱う「麦茶・紅茶ブランドグループ」に配属された。


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