
大学入試分析 入試3つのポイント②
(2023.06.02)


地元志向から全国の勝負へ、新方式入試にチャンスあり
昨年までは新型コロナの影響で地元志向が強かったが、今年度は変化が見られた。国立大の出願人数を地域別にみると、 関東・北海道東北で昨年よりも増加し、中国四国・中部で減少が目立った (資料3)。
地元にこだわらずに自分の進みたい大学にチャレンジする受験生が増えてきたと言えそうだ。文部科学省が発表した国公立大の学部系統別志願状況では、農・水産、医・歯、薬・看護、教員養成で志願者が増えている。
科目増など負担の増える入試変更があった大学・学部では、志願者が減少している。共通テストで数学②まで必須となった東京外国語大学・前期の志願者は前年比74.4%。早稲田教育学部は従来型の学部試験方式の志願者23.7倍に対し、新たに導入された共通テスト+専攻個別試験の方式は7.1倍と差が出た。
本当に行きたい大学ならば、新方式入試に果敢に挑戦することが合格のチャンスを広げるだろう。

「大学入試分析 入試3つのポイント③」へ続く…
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