理化学研究所 (慶應義塾大学と大阪大学と理化学研究所の合同チーム)
アトピー性皮膚炎患者の個別化医療へ前進
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理化学研究所（理研）生命医科学研究センターの免疫器官形成研究チームが共同研究を行い、アトピー性皮膚炎患者の複数の特性に関連する病態の差異を同定しました。
この成果は、アトピー性皮膚炎患者の個別化医療のための病態の多様性を理解し、患者の層別化に寄与することが期待されます。
研究では、115人のアトピー性皮膚炎患者と14人の健常者の皮膚組織および血液の遺伝子発現を解析し、特に皮疹の性状に焦点を当てて遺伝子発現パターンを調査しました。
その結果、アトピー性皮膚炎として一括りにされてきた多様な皮膚症状には異なる分子病態が関与していることが明らかになりました。
また、30人の患者について1年間にわたる血液の時系列データを解析し、個々の患者の病勢のパターンと遺伝子発現の変動パターンが関連し、これが患者の治療履歴を反映していることが示されました。
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■参考ページ
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2023/10/20/28-153253/
