近畿大学
二ホンウナギの完全養殖に大学として初めて成功
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近畿大学水産研究所はニホンウナギの種苗生産研究に取り組んでおり、完全養殖を達成した。
詳細は以下の通り。
近畿大学水産研究所は7月6日、人工種苗から養成した親魚より仔魚を得ることに成功し、二ホンウナギ(以下ウナギ)の完全養殖を達成した。仔魚の飼育期間は112日となってる(2023年10月26日時点)。ウナギの完全養殖は、大学としては初の成果となる。
ウナギは日本の食文化に欠くことのできない食材だが、国内消費量の99%以上を養殖に依存している。現在、ウナギ養殖に用いる種苗はすべて、シラスウナギと呼ばれる天然の稚魚が用いられているが、近年、漁獲されるシラスウナギの量が著しく減っているため、ウナギ養殖に必要な種苗の確保が課題となっており、一日も早い「完全養殖」の実用化が望まれている。
今後は、近畿大学独自のアプローチでウナギの仔魚用飼料の改良に挑戦するとともに、シラスウナギまでの安定した生産技術の確立をめざしている。
※本記事の内容は掲載日時点の情報です。詳しい情報は大学公式HPから確認してください。
■参考ページ
https://www.kindai.ac.jp/news-pr/news-release/2023/10/040446.html
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