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島根大学 生物資源科学部

研究成果が国際学術誌に掲載

島根大学

島根大学生物資源科学部・西村浩二准教授と東京農業大学信州大学京都府立大学、農研機構との研究グループの研究成果が、国際学術誌に掲載された。

今回の研究成果は、水不足や塩害に適応する作物育種へつながる。

農業に興味のある高校生は必見だ。


詳細は以下の通り。

島根大学



島根大学生物資源科学部・西村浩二准教授と東京農業大学、信州大学、京都府立大学、農研機構との研究グループは、ゴルジ体に局在するカルシウム輸送体が植物の水不足や塩ストレスの耐性に重要な役割を果たすことを発見し、その研究成果が国際学術誌Plant Physiology (IF 7.4, Journal Citation Reports(2022年))に掲載された。



◆本件の概要

 カルシウム(Ca2+)イオンは、生体内で最も重要な物質の一つであり、様々なシグナル伝達や応答経路におけるセカンドメッセンジャーとして普遍的に作用している。ゴルジ体は細胞質よりも高濃度のCa2+を保持しており、水分欠乏や塩害などの環境刺激に応答して一過性にCa2+が上昇した場合に、細胞質Ca2+を基底状態に戻す役割を担っている。しかし、植物のゴルジ体に局在するCa2+輸送体は明らかにされていなかった。


 島根大学生物資源科学部生命科学科の西村浩二准教授は、東京農業大学大学院生命科学研究科の太治輝昭教授を中心とする信州大学繊維学部応用生物科学科・京都府立大学大学院生命環境科学研究科・農研機構遺伝資源研究センター・東京農業大学生物資源ゲノム解析センターとの共同研究で、植物の水不足や塩ストレスに対する耐性が損なわれたシロイヌナズナ突然変異株、acquired osmotolerance-defective 6 (aod6)を単離し、その原因遺伝子がCATION/Ca2+ EXCHANGER 4 (CCX4)であることを明らかにした。


 さらに、CCX4がCa2+輸送体として機能し、ゴルジ体に局在したことから、CCX4がCa2+応答に関与するゴルジ体局在のCa2+輸送体であり、シロイヌナズナの水不足や塩ストレス耐性に重要な役割を果たしていることを明らかにした。今回の成果は、水不足や塩害に適応する作物育種へつながる成果である。


 本研究はJSPS科研費(基盤A:18H03941)などの助成を受けたものである。

※本記事の内容は掲載日時点の情報です。詳しい情報は大学公式HPから確認してください。


参考ページ

https://www.shimane-u.ac.jp/docs/2023111500045/

■島根大学

https://www.shimane-u.ac.jp/

大学案内(島根大学・東京農業大学・信州大学・京都府立大学)

https://www.toshin-daigaku.com/detail.php?id=051

https://www.toshin-daigaku.com/detail.php?id=138

https://www.toshin-daigaku.com/detail.php?id=034

https://www.toshin-daigaku.com/detail.php?id=083

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